見学会

柿澤さんの田んぼと畑に行きました。
柿澤さんは前にはエンジニアで精密機械の開発の仕事をされていて、農業をしていた実家の仕事を継ぐ為に定年前に会社を退職、今は１０町５反の田んぼを一人で耕作されています。機械化するところはしていますが、無農薬無化学肥料の自然農法の研究を重ね、自然の力を最大限に取り入れて、空気から稲の根が栄養を吸収するよう環境を整えるという理想の農業を実践しています。私が柿澤さんに出会ったのはどんなきっかけだったか全く忘れてしまったのですが、初めてお目にかかった時の柿澤さんと今も、全く変わらない、むしろ若返って行く印象が有ります。つい３日前に伺いましたが、肌はピカピカで、優しく力強くお話しして下さり、誰にでも笑顔でいる柿澤さんの姿は素晴らしいのです。
自然界には、要らない、殺して良いものはなくて、良い菌とか悪い菌とかは人間の都合であって何でもお互いに必要でうまく組み合わさって成り立っている。自然界をお手本にして、もっと工夫すれば人間の社会も良くなります。自然は過去から未来に向かって延び行くようにできているし、私達人間の身体の中にも地球上に生命が誕生した時の微生物がいる、人間も自然の一部で地球の他のあらゆるものと共に生されていますと言うお話しをにこやかにお話しして下さいました。お元気とはいえ、膨大な仕事量です。稲刈りの貴重な時間を私達がお邪魔をしてしまいました。草刈りとかお手伝いに行きたいので、一緒に行って下さる方はありませんか？とても気持ちの良い場所です。ご連絡下さい。